小4と小1の子どもが喧嘩しているのを眺めていると、どちらも本気で叩いたり、怪我するくらい攻撃したりはしません。
じゃあなんで、いい感じで叩いたり、つかみ合ったりしているのかなと考えたんですが、子犬がじゃれ合うようなコミュニケーションの一貫なんだろうなと自己完結した父親です。
今回は、コミュニケーションについて、普段の会話やクライアントと関わる上で大切になる「自己概念」について考えます。
1.自己概念とは
「自分はこういう人間だ」と自分で思っていること、です。
皆さんは、自分はどんな人間だと思っていますか?
- 私は日本人です
- 私は人見知りです
- 私は明るい性格です
- 私って優しい人なんです
- 私は可愛いキャラです
- 私は意地悪な人間なんです
- 私は誤解されやすい人間です
2.人間関係の中で必要な自己概念
「性格」「考え方」「今の状態」
人と関わっていく時に、自分がどのような「態度」「行動」を取っているのか、どのような考え方をしているのか、今どのような「状態」なのかということを、自分がどれだけ分かっているか、を意識してみることから始めてみましょう。
3.自己概念が自分の態度や言動などの振る舞いを作っている
たとえば、「私は優しい人間だ」という自己概念があると、その自己概念にふさわしい、優しい振る舞いをとろうとする
私は可愛いキャラだと思っていると、可愛い振る舞いをする。自分の持っている自己概念で、意識している振る舞いも、意識せずにしている振る舞いも含めて、振る舞い方が変わってくる。
私は会話するのが苦手だ、という自己概念を持つと、それに見合った振る舞いをするので、人と距離をとったり、オープンになれなかったり、私は話すのが得意ではないという行動になってしまう。
自己概念は行動に影響するので、自分がどういった自己概念を持っているのか、どう変えていくのかを少しずつ修正していくことが、なりたい自分への第一歩ですね。
4.自己肯定感の評価:日本版RSES(RSES-J)
日本版RSES(RSES-J)は、各設問に対して回答者が4段階で評価を行います。
4段階の内容は、「1=強くそう思わない」「2=そう思わない」「3=そう思う」「4=強くそう思う」となっています。
- 私は、自分自身にだいたい満足している。
- 時々、自分はまったくダメだと思うことがある。
- 私にはけっこう長所があると感じている。
- 私は、他の大半の人と同じくらいに物事がこなせる。
- 私には誇れるものが大してないと感じている。
- 時々、自分は役に立たないと強く感じることがある。
- 自分は少なくとも他の人と同じくらい価値のある人間だと感じている。
- 自分のことをもう少し尊敬できたらいいと思う。
- よく、私は落ちこぼれだと思ってしまう。
- 私は、自分のことを前向きに考えている。
ちなみに、10の質問項目のうち、
逆転項目となる以下、5つの質問
- 時々、自分はまったくダメだと思うことがある
- 私には誇れるものが大してないと感じている
- 時々、自分は役に立たないと強く感じることがある
- 自分のことをもう少し尊敬できたらいいと思う
- よく、私は落ちこぼれだと思っていまう
については、「4=強くそう思わない」「3=そう思わない」「2=そう思う」「1=強くそう思う」で加点します。
自己肯定感が低い・高いを判断する基準
目安として20点以下を低い、30点以上を高い基準としており、日本の健常者の平均は概ね25点前後であると言われています。
ぜひ自己点検してみてはいかがでしょうか?
自分を知って、意識化する、トレーニングだと思って日々行うことが大切だと思います。そういう自分はどうかな~と書いていて反省していますが・・ぐぬぬ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!