小1の息子が、プリキュアの星座占いで、自分の「さる座」を探しており、「僕のがない!」と言っておりました。
「さる年というのは分かってるんだな~」と感心していましたが、星座ってそんな必要だっけと思ってしまいました。
#占いでしか使わない説
ソーシャルワークに不可欠なアセスメントを考える前に、土台となるエンパワメントとストレングスモデルを整理します。
今回は、用語の使われ方、意味という感じで、私自身のためにも、書き留めてさせていただきます。
1.専門的面接技術とアセスメント力
信頼関係を形成する力
専門的面接技術
ニーズを探し出すアセスメント力
サービスの知識や体験的理解力
社会資源の改善及び開発に取り組む姿勢
支援ネットワークの形成力
チームアプローチを展開する力
出典:障害者ケアガイドライン
平成14年3月31日厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部
専門的面接技術
障害者ケアマネジメント従事者は、相談をとおして、利用者の生活全体を理解します。
したがって、利用者を一人の生活者として理解し、相互の十分な意思疎通を図ることによって、利用者のニーズをともに明らかにしていきます。
これらの過程において、障害者ケアマネジメント従事者は、利用者の感情表現を敏感に受けとめ、利用者の価値観を受容し、従事者自身の感情を覚知しながら、利用者の自己決定を促すような専門的面接技術の力を伸ばすことが大切です。
ニーズを探し出すアセスメント力
障害者ケアマネジメント従事者は、利用者とともにニーズを探し出すアセスメント力を求められます。
情報収集の過程を経て、ニーズを明確にしていく観点を理解することが大切です。
さらに、ニーズの背景となっている要因を分析します。
この際、利用者のできないことに着目するだけでなく、利用者のプラスの力を引き出すことにも着目してニーズを探す視点が必要です。
2.エンパワメント/エンパワーメント(empowerment)
エンパワメントは、個人や集団が自分の人生の主人公となれるように力をつけて、自分自身の生活や環境をよりコントロールできるようにしていくことである。
エンパワー(empower)という単語は、もともとは「能力や権限を与える」という意味である。
エンパワメントという概念が、米国におけるソーシャルワークの手法や考え方として最初に登場したのは公民権運動にまでさかのぼる。
1976年にソロモン(B.Solomon)が『黒人のエンパワメント(Black Empowerment):抑圧されている地域社会によるソーシャルワーク』を著し、ソーシャルワーク分野でのエンパワメントの重要性を指摘した。
やがてエンパワメントは、先住民運動、女性運動などで「社会的地位の向上」という意味で使われていくようになる。
障害の分野で用いられるようになったのは、ジャスティン・ダート氏が米国において「障害者の権利とエンパワメントに関する調査委員会」を設けた頃からであるといわれている。
エンパワメントの根底にあるのは、能力や権限は訓練や指導によって後から付加されるものではなく本人が本来もっているもので、それが社会的制約によって発揮されていなかった。
本人が力を発揮できるようにするためには、あらゆる社会資源を再検討し、条件整備を行なっていく必要があるという見方である。
これは、自立生活運動、セルフヘルプ・グループの活動、ストレングスモデル(本人の資源として健康や強さの側面を見るという考え方)等にもつながっている。
引用元:公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 情報センター
3.ストレングスモデルs(strength model)
カンザス大学のC.Rappらは、エンパワメントモデルをベースに1970年代から、ケースマネジメント領域において新たな実践モデルを生み出しました。
その要点は「リカバリー(人生を元に戻すこと)」のために
「アスピレーション(熱望、夢、希望)」に重点をおき、
「個人の強み(過去、現在、未来、すべての実体験を含む)」と
「地域での強み」を活用し、新たな生活設計や具体化を図ろうとするものです。
専ら病気や障害の克服に焦点を当ててきた「伝統的医学モデル」や「社会福祉モデル」から、ユーザーのアスピレーションや潜在能力を最大限に尊重し、その実現のために医療福祉やサービスが貢献するというリカバリーモデルへの転換の必要性と実行を提示しています。
アセスメントの2大パーパスともいえるエンパワメントとストレングスモデルについてでした。
この2つの考え方が土台となり、アセスメントを積み上げるイメージです。
今回は、堅苦しい用語解説に終始してしまいましたが、こんな日もあるさ。ではまた。