本日は朝から強い雨が降っていて、娘、息子達は、雨カッパを着て歩いて登校です。
こんな雨の日に歩くのは大変だなと思っていたのですが、小1の息子は初めての雨カッパだったようで、カッパを装着した瞬間から目がキラキラでした。
大人の私からすると雨で濡れて大変だな~とか思っていたのですが、雨の日にカッパを着て登校することも非日常であり、チャレンジであり、小さな知らない世界を味わうこと、なんだろうなと、朝からしみじみさせてもらった凡人の日常でした。
今回は、コミュニティを分解して、考えていきます。
1.日本人のコミュニティ参加率は上昇中
私の過去記事でも書きましたが、サードプレイスやコミュニティに属することって大切だな~と思っています。
というのも、私はオンラインサロンなどのグループに所属しています。
そういう立場なんだったら、コミュニティに肩入れしてるんだろう、と思われるかもしれないので、まずは日本のコミュニティ参加率をデータから見てみましょう。
こちらは、日本の20代~70代のオフラインコミュニティとオンラインコミュニティへの参加状況について2008年度調査結果と2017年度調査結果とを比較した図になります。
(出典)2008年度調査は総務省「ユビキタスネット社会における安心・安全なICT利用に関する調査」(2009)
2017年度調査は総務省「ICTによるインクルージョンの実現に関する調査研究」(2018)
日本全体でみても、コミュニティへ参加する方向に進んでいるのが、分かりますね。
次に、オフラインコミュニティとオンラインコミュニティへの参加率、回答者全体と60歳以上の回答者に着目して両調査結果を比較した図になります。
(出典)2008年度調査は総務省「ユビキタスネット社会における安心・安全なICT利用に関する調査」(2009)
2017年度調査は総務省「ICTによるインクルージョンの実現に関する調査研究」(2018)
約10年の間に全体でのコミュニティ参加率は高くなっており、オンラインコミュニティへの参加率の伸びが顕著ですね。
60代に絞ると、コミュニティの参加率の低下がみられます。大丈夫かなぁ~。
2.コミュニティと社会関係資本
血縁や地縁のような人間関係を社会学の立場からは、「社会関係資本」と呼びます。
「資本」は利益を生むことですが、「社会関係」も利益を生む「資本」と考えるためです。
特に行政サービスなどは、「地域包括ケア」「地域まるごと」といった言葉を使われることが多いですが、地域(コミュニティ)は意味合いの幅が広いので、注意が必要だなと感じています。
一言で地域といっても、それぞれのつながりが希薄な地域もあれば、細かい家庭の事情まで筒抜けの地域もあって、各地域の特徴がバラバラであることを前提にしなければならないです。
人と人のあいだに信頼関係があれば、リスクもコストも減り、サポートし合えるはずで、そういった関係性が築けているコミュニティは、資本や資産と言って良いですよね。
つまり、ただコミュニティに属するだけでは、意味はありません。
- コミュニティの性格や特徴(自分の思想とマッチング)
- コミュニティメンバーとの信頼関係
という2点を満たすことによって、「コミュニティ」が「社会関係資本」になってくると思います。
こう言っている私は、サロン内では、ほぼROM専(読むだけでコメントをしない)で、誰が言うとんねんって感じですが・・
3.コミュニティを資本にするためには、自分の見える化
よりコミュニティを資本にするためには、まずは自分を「見える化」させることが第一だと思います。
知ってもらうこと、認知してもらわないことには始まらないですよね?
その先に、コミュニティに貢献して、信頼を貯めていくことで、さらにコミュニティの資本化が進むのではないかと思いました。
コミュニティに参加している私の感想としては、自分の生活圏外からの情報を得られたり、人とのつながりを作れたりするのは、めちゃくちゃ良いし、大事じゃん!です。
私も少しずつコミュニティ内で発言して、自分の見える化を図っていきたいと思います。
今回はコミュニティを社会学の視点から考察してみました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!