子どもたちと車で出かけた帰り道、いっぱい遊んだから疲れたんだろうなと、ふと振り返ったところ・・
チャイルドシートの上で、7歳の息子がアーモンドを口の中に詰め込み、さらにノートに絵を描いている途中の状態のまま、寝ていました。
こんなに時間を、いのちを、余すことなく使い切ることができるから、子供も吸収率、成長率って、物凄いなんだろうなと感心してしまいました。
アーモンドで窒息していないか、何度も確認しながら、帰宅しましたけれどもね。
#そのくらい生き切りたい
さて、今回は、積極的に「会話を続ける」方法について考えます。
友人と仲良くしたいと思う時や、仕事で相手と関係を壊さないようにする時など、他者との関係をうまく維持するためには、良いコミュニケーションを取ることが必要です。
そのためには、会話をうまく続けることが大切です。
今回は、開かれた質問と5W1Hを交えたコミュニケーション方法を見てみましょう。
1.開かれた質問 vs 閉じられた質問
質問は基本的に二つの種類があります。
「閉じられた質問」は一般的には「はい」「いいえ」で答えられる質問です。
例えば、「あなたはコーヒーが好きですか?」
これに対して、「開かれた質問」はより詳細な回答を求める質問です。
例えば、「どのようなコーヒーが好きですか?」
「開かれた質問」を使うと会社が続きやすくなり、相手は「自分の話に関心を持ってくれている」とか「うれしい」と感じます。
また、話を引き出すことができ、相手をもっと知ることができます。
「開かれた質問」は、会話を続けるため、聞き上手になるための大切なスキルです。
2.親子の会話の比較
閉じられた質問と開かれた質問を使った親子の会話の例を紹介します。
AとBの例は極端ではありますが、その場面ごとに使い分けていくことが大切になってきます。
<A>
親:今日は学校面白かった? 子:うん 親:体育の授業では鉄棒したの? 子:うん 親:上手く出来たの? 子:うん 親:じゃあ算数のテストはできたの? 子:だめだったよ。 |
<B>
親:今日は学校どうだった? 子:別にどうってことないけど・・ 親:でもなんかつまらなそうな顔をしているようにもみえるけど、何があったの? 子:今日さー、同じクラスのマー君とケンカしちゃった。 親:どうしたの? 子:わざとじゃなかったんだけど、マー君の筆箱落としちゃって・・
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3.5W1H法
5W1H法(Who, What, When, Where, Why, How)は、情報を収集し、深く理解するための強力なツールです。
これを使って質問を作り、相手の意見や感情を引き出すことができます。
- Who(誰が) : だれと行ったのですか?
- What(何を) : 何をしたのですか?/何をするのが好きですか?
- When(いつ) : いつ行ったのですか?/いつの話ですか?
- Where(どこで) : どこに行ったのですか?/どこにあるのですか?
- Why(なぜ) : なぜですか?どうしてそれを選んだのですか?
- How(どのように): どのように行ったのですか?
「Why(なぜ)」を使った質問は、相手が答えにくくなる場合があります。
例えば、「なぜ犬が好きなのですか?」
答えとして、「だって、好きなんだもん」ってことになる可能性がありますよね。
「どうして旅行に行くの?」など、特に理由もなく、「なんとなく」ということに対しては、聞かれても困ってしまうことがあるので、慣れないうちはあまり使わないほうが無難ですね。
4.具体的なコミュニケーションスキル
例えば、あなたが相手の趣味について、もっと知りたいと思ったとき、次のようなステップで会話を進めることができます。
- 開かれた質問で始める:「あなたの趣味は何ですか?」
- 5W1Hを利用して詳しく聞く:「どのようにその趣味に興味を持つようになりましたか?」(How)
- 更なる開かれた質問で深掘りする:「その趣味を始めてから、どのように変わったと感じますか?」
このように、開かれた質問と5W1Hを組み合わせることで、相手の意見や感情を引き出し、会話をより深いレベルへと導くことができます。
また、良い聞き手(リスナー)になることも重要です。
相手が話している間は、自分の話をするのを我慢し、相手が何を言っているのか理解しようとする姿勢が大切です。
相手の話を尊重し、理解しようとすることが、真に効果的なコミュニケーションを生む基礎となります。
「それは大変だったでしょう」や「あなたがどう感じたか想像できます」など、共感の言葉を挟むことで、相手に安心感を与え、さらに深い会話へと進めることができます。
会話は人間関係を深め、理解を深める素晴らしいツールです。
開かれた質問と5W1H法を使って、より良いコミュニケーションを目指しましょう。ではまた。