小4の娘のベットを買いまして、ついに1人で寝るようになりました。
父親としては、嬉しさと寂しさの狭間で揺れております。
#恋しさとせつなさと心強さと
あっという間に成長してしまう、というか勝手に育っていくんだなぁとしみじみ思った週末でした。
今回は、事例検討会を行う際などに、情報を整理し、自分なりの見立てや考察を含めた事例作成方法を整理します。
1.サービス内容や自分の支援の質を高めるための記録
日常的な記録は、事実や支援内容を書き留めるものですが、事例検討などで用いられる記録は、そうした日常的な記録をまとめていくことで課題となっていることや普段気づけなかったことを見出し、より良いサービスや支援につなげていくためのものとなります。
・モニタリングなど定期的に振り返るための記録
・事例検討用の資料
・職能団体の大会や学会などで発表するための記録
・論文などを作成するための記録
2.事例検討って?
事例検討は、支援者が自分の実践を振り返り、援助の内容やクライエントの状況の変化について検討するためのものです。
事例検討は、クライエントの生活をより良くするだけでなく、支援者の実力を高めることに繋がる大事なものです。
・頑張って支援を続けているのに、どうもうまくいかない。
・支援の方向性が見えなくなってきたので仕切り直しをしたい。
・なんと無く支援ができているが、もっと良い支援をするためのアイデアが欲しい。
・いい支援ができているので、皆に知って欲しい。
3.事例検討の記録の作り方
事例検討で行いたいこと、実現したいこと
・これまでの支援の経過について振り返りたい
・今後の支援の方向性を考えたい
事例検討でとりあげるクライエントや支援活動を選定する
・特定のテーマに沿った事例
・支援の方向性が見えないなど、支援に困難を抱えている事例
選定したクライエントや支援活動に関するこれまでの情報を整理
・クライエント:生活歴、家族歴、アセスメント内容、ストレングスなど
・支援活動:目標、計画、これまでに実施したこと、評価など
情報の整理から見えてきた取り上げたいテーマを絞る
・<例>「〇〇の課題を抱えた方に対する新しい支援プログラムについて」など
テーマに沿って事例と検討したい内容について簡単な説明を作る
・年齢や性別、抱えている課題、支援の過程など最低限必要な情報と、事例検討のテーマとなる事項に関係することが含まれるように書く。
他の人が検討しやすいように資料をまとめる
・クライエント本人に関する情報:生活歴、家族歴、ストレングス、全体的なアセスメント
・これまでの支援過程:担当以前の情報、担当後の情報、現在の課題など
報告者の考えや意見、現在困っていることなどを書き出す
・関わってきて考えていたこと、事例を整理する中で見えてきたこと
・現在困っていること、これから改善したいこと、アイデアや意見を欲しいこと
4.事例検討用の記録を作成するためのコツ
・日頃モヤモヤしていることを具体的に考えてみる
・先輩たちの記録を読んでみる
・事例検討を行う対象が決まったら、とにかくできるだけ資料を読み込んでみる
・自分が担当する前のケース記録なども見てみる。
・生活歴や支援過程だけでなく、色々なエピソードなどにも注目してみる。
なんとなくその人のことが身近に感じられるようになってくると準備としてはOKです。
情報を整理できることによって、その人の良い点、強みなどが見えてきて、その後の支援関係が良好になることも多いです。
事例を作るのは、エネルギーがいりますが、深い振り返りとより具体的で細やかなフィードバックを得ることができます。
ぜひお試しあれ。ではまた。